えんぶりを舞うことを「摺る(する)」と言います。これは「えぶり」と呼ばれる農具を使って田んぼの土を平らにならすことを摺る(する)と言うことから、農具を持って舞うえんぶりの舞も「摺る」と呼ぶようになりました。
えんぶりの摺りは、馬の頭をかたどった烏帽子(えぼし)をかぶった太夫が、種まきから稲刈りまでの一連の稲作の流れを舞で表現するものです。
「えんぶり」は組によって「ながえんぶり」と「どうさいえんぶり」の二種類に分かれます。
※ながえんぶり※
うたや仕草がゆっくりしており、優雅な舞が特徴で、えんぶりの中でも古い型と言われています。主役を務める太夫(たゆう)・藤九郎の烏帽子には、真っ赤な牡丹の花や白いウツギの花などがついており、藤九郎は鳴子(なりご)、他の太夫は鍬台(かんだい・田畑を耕す鍬の柄)を手にしています。藤九郎と他の太夫の舞の動きが異なることも特徴です。
※どうさいえんぶり※
「ながえんぶり」とは反対に「どうさいえんぶり」はうたも仕草もテンポが速く、勇壮華麗なえんぶり。ジャンギという棒の先に金具のついたものを持ち、烏帽子に前髪という五色の房が付いているのが特徴です。藤九郎と他の太夫の舞が異なる「ながえんぶり」に対し、「どうさいえんぶり」は太夫全員が同じ所作で摺る(舞う)という違いがあります。
えんぶりの摺りの合間には「えんこえんこ」「松の舞」「えびす舞」「大黒舞」という祝福芸も行われ、魅力的です。子供たちの愛らしい姿もみられます。ぜひ、機会がありましたら、皆さんも「えんぶり」をご覧になってみてはいかがでしょうか。
注)下記写真は、H31 年2 月に当院で行われた、えんぶり鑑賞会の様子です。去る、10月13日(水)、当院では毎年恒例の、火災避難訓練を実施致しました。今回は、コロナウイルス感染拡大防止のため、規模を縮小した内容で、患者様の参加はなく、初期消火から消防通報までを行い、一連の流れの再確認を致しました。
また今回は、近年、大雨による水害が多くなっている為、洪水に対しての避難訓練も実施致しました。
こちらも、コロナウイルス感染拡大防止の為、規模を縮小し、一部職員と患者様による実施となりました。
実際に車椅子やストレッチャーで避難を要する人数分、エレベーターを使用し、1階から2階への垂直避難を想定した避難誘導にかかる時間を測定してみました。
実際は、もっと慌てるなど、様々な事が起こるでしょうから、洪水での避難は、洪水が起こる前に、慌てず素早く確実に行わなくてはいけないことを、確認することが出来ました。
何はともあれ、私達職員にとって、災害が起きた際、何が一番大切であるか、改めて気付くことが出来た一日でした。
12月8日、毎年恒例のクリスマス会が開催されました。患者様は楽しみにしていたのですが、今年も新型コロナウィルス感染予防対策の為、患者様による余興やカラオケ大会などは中止し、密集を避けるため、各病棟でクリスマス会を実施しました。
クリスマスの気分を堪能して楽しんで頂くために、各病棟でクリスマスの飾り付けをして、クリスマスソングをBGMに、患者様にプリンアラモードと飲み物を提供しました。少しではありますがクリスマスの雰囲気を味わえた時間となりました。通常通りの行事が出来ることを願い、今後も感染防止に努めていきたいと思います。
月曜 | 青木 青木(啓) |
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火曜 | 青木 青木(啓) |
水曜 | 休診 |
木曜 | 奥野 武内 |
金曜 | 奥野 |
昨年度に続き、コロナウイルス感染症対策のために制限ある生活が続き、ストレスを感じることもあります。季節の変化や自然を味わう、楽しいと思える時間を過ごす、人とのつながりを感じるなど、心が豊かになるものや活動の大切さを改めて感じました。また、今年度最後の広報誌となりました。来年度も引き続き、閲覧いただけると幸いです。1年間、ありがとうございました。
発行責任者 青木 直人
広報委員長 中嶋
副委員長 櫻庭
中村 松橋(加) 木村 萬徳 鈴木(里) 笹本 大久保(智) 工藤(彩) 斉藤