広報誌「さいえんす57号」 (R3.3.15)

さいえんす
令和2年度 症例研究報告が行われました

当院では毎年、各部署にて症例研究を行っています。研究を通して、患者様に選ばれる病院を目指し、今後の看護やサービスの提供に繋げていければと思っています。 今年度は以下の4題の報告がありましたので、その一部をご紹介したいと思います。

1病棟:「老人性皮膚乾燥症のスキンケア ~洗身方法・スキンケアの見直しをして~」

皮膚乾燥の強い高齢者の患者様に対して予防的スキンケアとして、洗身方法を見直し、スキンケアを行うことで、皮膚乾燥の経過観察を実施した。 加齢による生理的な老化は防げないが、スキンケアを継続すれば健康的な皮膚を保つことはできる。
予防的スキンケアの「清潔」「保湿」「保護」の3つのポイントの重要性を再認識して患者様の立場に寄り添いながら、より良い看護を提供していきたいと思う。


2病棟:「退院患者の実態調査と看護師の身体合併症看護への不安 ~精神科身体合併症ケアに対する看護師の思い~」 

身体合併症により退院するケースが多くなってきている。その実態と病棟看護師を対象に身体合併症看護についての思い、技術、知識について調査し今後の課題について検討した。 精神科病院において身体合併症の治療環境の課題はあるが身近に患者様と接している看護師だからこそ、日々患者様の身体症状の観察と医学的知識の学習を怠らず、早期に患者様の異変に気付き、的確な判断とケアを実施できるようにしていきたい。

3病棟:「看取り場面における病棟スタッフが抱く感情・葛藤の実際 ~DNRについて思うこと~」

 看取りに携わる病棟スタッフの現状、関わりの難しさ、今後の看取り看護等について検討・実践した。 患者・家族様が納得した上で、医療スタッフが連携し、看取りの方向性の一致に向け、死を支える認識を共有していく事が必要であると分かった。様々な看取り方が必要な世の中だが、自分の大事な人をどのように看取るのか、自身はどのように看取られたいかを考えるきっかけになれば幸いである。 

事務課:「安定した診療報酬請求 ~返戻・査定を防ぐための取り組み~」

 レセプトに関する返戻・査定の統計を取り、見えてきたもの、今後の課題を考察した。 事務をはじめとする職員が診療報酬に関する知識や情報、詳細な算定ルール等を習得し、査定や再審査請求の情報を共有し、正しい診療報酬請求に生かせるよう努めていきたい。院内全体でレセプト請求業務への関心を持ち、対策をとることが、安定した診療報酬に繋がると感じた。

院内行事
総合避難訓練

10月17日、今年2回目のサトー防災との合同避難訓練を行いました。 今後も火災を発生させない事を前提に、日々、様々防災意識を持って、安全な病院環境の維持 に努めていきたいと思います。

クリスマス会
12月16日、毎年恒例のクリスマス会が開催されました。 例年と違いマスクの着用や手指消毒を徹底し、参加人数も 減らし密を避け、滞在する時間も短縮して実施しました。 カラオケを楽しみにしていた患者様の為に、特設ステージが 設けられ、少しではありますが楽しんでいただくことができ ました。来年は通常通りに出来ることを祈り、今後も感染 防止に努めていきたいと思います。
お知らせ
初めて受診される方へ
初めての受診の時は、電話予約をお願いいたします。予約が無い場合、ご希望の日に受診できない事もありますので、ご注意ください。

こころの相談室よりお知らせ~こころの悩みは十人十色 あなたの心に寄り添います
平成23年10月1日から法人公益事業として、さくら病院相談室内に「こころの相談室」を開設し、多くの方から様々な御相談が寄せられています。今後も、是非お気軽に活用していただきたく、改めてご案内をいたします。
※予約受付日
毎週月曜日・火曜日・木曜日・金曜日
※予約受付時間
午前9時30分~午後3時30分(昼休み午前12時~午後1時)
※申し込み
事前に電話で御予約ください。電話 0178-70-2011
※その他
①電話相談は行っておりません。
②御相談内容の秘密は、厳守いたします。
③精神保健福祉士が対応いたします。

外来医師予定
初めての受診の時は、電話予約をお願いいたします。予約が無い場合、ご希望の日に受診できない事もありますので、ご注意ください。
月曜 青木 青木(啓)  木村
火曜 青木 青木(啓)
水曜 休診
木曜 青木 武内 木村
金曜 江里口 木村
診療時間:9:00~12:00(午後の外来診療は、行っておりません)
受付時間:9:00~11:30
診療科目:精神科、心療内科、内科(痛風外来)、チックトゥレット症候群外来
休診日:水・土・日、祝祭日
当院へのご意見ご要望について
当院では、院内4ケ所〔外来待合ホール・各病棟デイルーム〕に投書箱を設置し、患者さんやご家族の皆様のご意見・ご要望が述べやすいよう工夫をしております。入院療養に際しまして、当院へのご意見・ご要望などがありましたら、お気軽に投書箱をご利用してください。
なお、口頭でのご意見・ご要望にも病院スタッフが対処できるようにしておりますので、その際は、スタッフに直接申し出ください。
皆様から寄せられたご意見・ご要望は、専門の委員会(苦情処理対策委員会)にて、定期的に協議した後、院内4ヶ所の掲示板に回答を掲示します。
編集後記
今年度は、皆様方におかれましても、新型コロナウイルス感染症対策のため、様々な対応に追われた1年だったと思います。当面はこの状況が続くと思われますが、なるべく不快に感じないよう、工夫しながら、今後も感染症対策を行いたいものです。 さて、今年度、最後の発行となりました。最後までご高覧いただき、ありがとうございます。来年度も、宜しくお願い致します。
編集スタッフ
発行責任者 青木直人
広報委員長 中嶋
副委員長  鈴木(里) 吉田  松橋(加)  木村  萬徳  馬場 鈴木(安) 櫻庭
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