当院では毎年、各部署にて症例研究を行っています。研究を通して、患者様に選ばれる病院を目指し、今後の看護やサービスの提供に繋げていければと思っています。 今年度は以下の4題の報告がありましたので、その一部をご紹介したいと思います。
1病棟:「老人性皮膚乾燥症のスキンケア ~洗身方法・スキンケアの見直しをして~」
皮膚乾燥の強い高齢者の患者様に対して予防的スキンケアとして、洗身方法を見直し、スキンケアを行うことで、皮膚乾燥の経過観察を実施した。
加齢による生理的な老化は防げないが、スキンケアを継続すれば健康的な皮膚を保つことはできる。
予防的スキンケアの「清潔」「保湿」「保護」の3つのポイントの重要性を再認識して患者様の立場に寄り添いながら、より良い看護を提供していきたいと思う。
身体合併症により退院するケースが多くなってきている。その実態と病棟看護師を対象に身体合併症看護についての思い、技術、知識について調査し今後の課題について検討した。 精神科病院において身体合併症の治療環境の課題はあるが身近に患者様と接している看護師だからこそ、日々患者様の身体症状の観察と医学的知識の学習を怠らず、早期に患者様の異変に気付き、的確な判断とケアを実施できるようにしていきたい。
3病棟:「看取り場面における病棟スタッフが抱く感情・葛藤の実際 ~DNRについて思うこと~」看取りに携わる病棟スタッフの現状、関わりの難しさ、今後の看取り看護等について検討・実践した。 患者・家族様が納得した上で、医療スタッフが連携し、看取りの方向性の一致に向け、死を支える認識を共有していく事が必要であると分かった。様々な看取り方が必要な世の中だが、自分の大事な人をどのように看取るのか、自身はどのように看取られたいかを考えるきっかけになれば幸いである。
事務課:「安定した診療報酬請求 ~返戻・査定を防ぐための取り組み~」レセプトに関する返戻・査定の統計を取り、見えてきたもの、今後の課題を考察した。 事務をはじめとする職員が診療報酬に関する知識や情報、詳細な算定ルール等を習得し、査定や再審査請求の情報を共有し、正しい診療報酬請求に生かせるよう努めていきたい。院内全体でレセプト請求業務への関心を持ち、対策をとることが、安定した診療報酬に繋がると感じた。
10月17日、今年2回目のサトー防災との合同避難訓練を行いました。 今後も火災を発生させない事を前提に、日々、様々防災意識を持って、安全な病院環境の維持 に努めていきたいと思います。
こころの相談室よりお知らせ~こころの悩みは十人十色 あなたの心に寄り添います
平成23年10月1日から法人公益事業として、さくら病院相談室内に「こころの相談室」を開設し、多くの方から様々な御相談が寄せられています。今後も、是非お気軽に活用していただきたく、改めてご案内をいたします。
※予約受付日
毎週月曜日・火曜日・木曜日・金曜日
※予約受付時間
午前9時30分~午後3時30分(昼休み午前12時~午後1時)
※申し込み
事前に電話で御予約ください。電話 0178-70-2011
※その他
①電話相談は行っておりません。
②御相談内容の秘密は、厳守いたします。
③精神保健福祉士が対応いたします。
月曜 | 青木 青木(啓) 木村 |
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火曜 | 青木 青木(啓) |
水曜 | 休診 |
木曜 | 青木 武内 木村 |
金曜 | 江里口 木村 |